MN型半ガス化燃焼式焼却炉
MN型半ガス化燃焼式焼却炉は、従来の弊社焼却炉を更に改良し、
連続的に投入された廃棄物を順次立体的に焼却する合理的な構造と、
運転中に自動灰出しが可能な24時間連続運転対応の焼却設備です。
クリンカ対策として炉床とロストルを強制循環水冷式としています。
医療系廃棄物を始め廃プラ等も無煙・無臭で焼却することができます。
主な導入事例
産業廃棄物業者、食品業者など
特徴
1.燃焼排ガスは無煙・無臭
不完全燃焼した排ガスも二次燃焼室で再燃焼されるため、未燃焼ガスは完全燃焼し排ガスは無煙・無臭となります。
さらに弊社独自の排ガス冷却システム、バグフィルター集塵機と組み合わせることにより、環境への負担を大幅に軽減することができます。
2.少量の灰と容易な灰出し作業
炉床下部に設けられた灰チャンバー内で加熱され減量化した灰は、油圧駆動のシャッターダンパーにより灰ホッパーから自動灰出しされます。
※灰ホッパー出口に車載型フックロールボックスを設置することで、そのまま管理型処分場への搬送も可能です。
3.補助燃料費の少ない省エネ型
他の形式の焼却炉と比較して、補助燃料の消費が少ない省エネルギー型の焼却炉です。
4.最適な燃焼コントロール
焼却炉内に連続投入される廃棄物はロストル上で燃焼し、燃焼に必要な空気量はインバータ制御によりコントロールされ、最適な燃焼状態を維持します。
投入装置は2重ゲートで構成され、炉内に廃棄物を均一に投入することが可能です。
主要規格表
形式 | 焼却能力 (kg/h) |
火床面積 (m2) |
炉の大きさ(mm) | 投入口 幅×長(mm) |
内容積 (m3) |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|
高さ | 幅 | 長さ | |||||
MN-1 | 150 | 1 | 1700 | 1400 | 2500 | 750×900 | 1.0 |
MN-2 | 300 | 2 | 1900 | 1500 | 3300 | 750×1300 | 2.1 |
MN-3 | 450 | 3 | 2200 | 1800 | 4500 | 1100×1400 | 3.3 |
MN-4 | 600 | 4 | 2300 | 2000 | 5500 | 1300×1500 | 4.2 |
MN-5 | 750 | 5 | 2500 | 2200 | 6500 | 1400×1700 | 5.3 |
MN-6 | 900 | 6 | 2500 | 2200 | 7500 | 1400×1900 | 6.5 |
MN-7 | 1050 | 7 | 2700 | 2200 | 7700 | 1600×1600×2 | 8.5 |
MN-8 | 1200 | 8 | 2800 | 2500 | 7900 | 1600×1600×2 | 9.0 |
MN-9 | 1350 | 9 | 3000 | 3000 | 8200 | 2100×1800×2 | 11.5 |
MN-10 | 1500 | 10 | 3200 | 3000 | 8500 | 2100×1800×2 | 13.0 |
※ 仕様表は標準サイズとなります。
※ 投入ホッパー及びシャッターダンパーは、本体サイズや焼却物等によって設置数が変わります。