MCCDシステム
高温排ガスから、ダイオキシン等の有害物質を除去します。
MCCD(Muramatsu Complex Cooling Dry-type/村松乾式複合冷却)システムは、廃棄物の焼却などによって発生する高温で有害な微粒子物質を含む排ガスを回収し、
クリーンな空気を送り出すシステムです。
このシステムの稼動は1972年。以来、培ってきた高温排ガス処理の豊富な実績と経験は、今日のシステムに結実しています。
その性能は、平成9年12月1日より規制が強化された国の厳しい基準を十分にクリアするものです。
数多い特徴のひとつに、高温排ガスの冷却にあたっては水を直接噴霧しない間接冷却方式が挙げられます。
ガス中水分が少ないことから、処理装置にも環境にも優しいシステムになっています。(システム特許取得済)
村松風送60年の経験と技術から生まれた高性能システムです。
特徴
1.コンパクト
直接水噴霧式に見られる排ガス量の増加が無く、装置がコンパクトになります。
2.無駄な処理の排除
直接水噴霧式のような廃水処理は一切必要ありません。
3.高い耐腐食性
排ガス中の水分が増加しないため、装置の腐食が抑えられます。
4.高効率・長寿命
精密な温度制御により、集塵効率の向上やフィルターの長寿命化を実現しました(特許技術)。
5.新型フィルター
平板形フィルターの開発によって、省エネ・省スペースを実現しました。
6.添加剤投入装置
有害物質を高効率・低コストで除去するための添加剤(消石灰等)を投入する装置を開発しました
7.自動メンテナンス
冷却管やフィルターに付着した煤塵の自動払い落とし装置を備えています。
8.用意な後処理
煤塵や有害物質は添加剤と一緒に乾燥した状態で取り出され、特別な処理は不要です。
9.シンプル構造
構造がシンプルでトラブルが少なく、安価で提供できます。
10.廃熱リサイクル
温水式冷却塔から出る蒸気を、空冷式冷却塔の廃熱を利用して消すことができます。(特許技術)
ダイオキシン類濃度の基準
燃焼能力 | MCCD | 既存設備 |
---|---|---|
4t/h 以上 | 0.1ng/Nm3 | 1ng/Nm3 |
2~4t/h | 1ng/Nm3 | 5ng/Nm3 |
2t/h 以下 | 5ng/Nm3 | 10ng/Nm3 |
構造基準・維持管理基準のイメージ
お客様の要望に応じた最適システムを構築し、ご提供します。